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単純接触効果(mere exposure effect)

人は、顔をあわせる頻度が高い人に対しては、そうでない人よりも好意を持ちやすい傾向があります。これを単純接触効果といいます。例えば同じクラスの友達などは、その人に会いたくて同じクラスになった訳ではなくても仲良くなりやすいという事実は正にそうですね。好意をもってもらう方法として、積極的に会う回数を増やすというのは単純ですが効果的な方法なのです。

また、こんな面白い事実もあります。なんと、”無意識下(サブリミナル)での単純接触のほうが効果が高い”。つまり、本人には会っている自覚のない状況でも、顔を見たりしていればその人への好意が高くなる。しかも、意識している場面で会うよりも効果が高い。これは一種のサブリミナル効果です。
この事実が正しいとすれば、道行く人の顔は一人ひとり覚えていませんが、同じ人と何回もすれ違って顔を見ていれば単純接触効果が発生するということです。すごいですね。

また、顔を合わせる場所によっても好意が異なることがあります。例えば、快適な場所で会うと、そうでない場所で会うよりも好感を持ちやすいことが知られています。


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